金田一耕助を生んだ横溝正史ゆかりの地を巡る旅8選【岡山】

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金田一耕助を生んだ横溝正史ゆかりの地を巡る旅8選【岡山】

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横溝正史は誰もが知る、日本を代表する推理小説家ですが、兵庫県で生まれた横溝先生は、岡山県とは切っても切れない縁があるのをご存知ですか?

戦後『さあこれからだ!』と叫んだエピソードは有名で、「本陣殺人事件」や「八つ墓村 」「悪魔の手毬唄 」「獄門島 」「悪霊島」など、怪しくも惹きつけてやまない名作の数々を世に送り出しています。

 

 

金田一耕助の足跡と共に巡る横溝正史ゆかりの地8選

金田一耕助の地図


金田一耕助が生まれ、横溝正史が滞在した倉敷市真備町を中心に、岡山県中に二人の軌跡が分かるゆかりの地が残っています。

 

中でも真備町の川辺宿駅から金田一耕助の足跡を巡る「探偵金田一耕助ミステリー遊歩道」や、清音駅から始まる「金田一耕助の小径」沿いには、小説や映画で登場するモデルや横溝先生にちなんだ場所を多数見ることができます。

 

近隣にある高梁市や新見市、備前市も小説の世界を再現する場所として、沢山の人たちが訪れています。今回は特に厳選したゆかりの地8選を紹介します♪

 

 

1)横溝正史疎開宅

横溝正史先生(当時43~46歳)が家族とともに1945年から3年ほど暮らしていた邸宅が、「横溝正史疎開宅」として、当時と変わらぬの佇まいで一般公開されています。

 

生涯でもっとも幸せだったというこの岡田村時代(真備町岡田)に、数々の岡山を舞台とした名作を執筆し、名探偵・金田一耕助が生まれたのもこの邸宅。「本陣殺人事件」に収録された「黒猫亭事件」で、疎開先の『私』のもとに、金田一が訪れるという一幕で登場し、公認の自伝作家となったのでした。

浮かび上がる金田一耕助シルエットは見ものですよ♪

 

横溝正史疎開宅

住所:倉敷市真備町岡田1546

TEL:086-698-8558

HP:https://www.kurashiki-tabi.jp/see/252/

 

2)倉敷市真備ふるさと歴史館

疎開先から程近い大池のほとりに、江戸時代の真備地区の歴史と横溝正史先生のゆかりの品々を展示する「倉敷市真備ふるさと歴史館」があります。

 

収蔵品は約3700点にも及び、なかなかの見応え!その中にある横溝正史コーナーには、書斎の再現や自筆原稿、展示パネルなど、ファンにはたまらない遺品が勢ぞろいしています。

 

帽子や着物、下駄にかばんと、金田一耕助のコスプレグッズが揃っており、扮装して名探偵になりきって写真撮影できる体験も♪どうしてもって場合は着替えて外出も可能だそう。

 

倉敷市真備ふるさと歴史館

住所:倉敷市真備町岡田610番地

TEL:086-698-8433

HP:https://www.city.kurashiki.okayama.jp/5842.htm

 

 

3)濃茶の祠:八つ墓村

疎開先から2分ほど南に下った場所に、「濃い茶のばあさん」という祠(ほこら)があるんです。

 

この祠は「八つ墓村」で、『祟りじゃ〜っ! 』で有名な濃茶の尼の名前のモデルとなった場所。また祠のすぐ右横にある岩によく腰かけて、構想を練っていたということから、この岩は「耕助岩」と呼ばれています。

 

実際の言い伝えは不気味なものではなく、茶屋の老婆に教わった神社に祈願し、藩家老の奥方の病気が治ったので、祠を立て祀ったのがこの祠。茶屋のばあさんもまさか推理小説に自分が登場するとは思わなかったでしょうね。

 

 

4)清音駅:本陣殺人事件

疎開先の東側を流れる高梁川の側に、「本陣殺人事件」で金田一耕助が降り立った伯備線・清音駅(小説では『清-駅』)があります。

 

この駅から高梁川を越えて、事件のあった一柳家まで歩いていったようです。一柳家のモデルとなった屋敷跡は、真備ふるさと歴史館側にありましたが、現在は鬱蒼とした竹林になっています。

 

ゆかりの地を巡る「金田一耕助の小径」なるウォーキングコースのスタート地点で、多くの推理小説好きが訪れています。

 

清音駅

住所:岡山県総社市清音上中島185-2

 

5)大池の弁天様:空蝉処女

横溝正史先生のお気に入りの散歩コースでもあった岡田の大池が、濃茶の祠から歩いて8分ほどの場所にあって、その池のほとりに弁天様を祀った神社が立地してるんです。

 

この弁天様が、小説「空蝉処女(うつせおとめ)」のモデルでもあり、他にも「悪魔の手毬唄」のお庄屋さんの家の近くにあった池であるとか、「本陣殺人事件」に登場する池ではないかと言われているようです。

 

大池には水鳥が浮かんでいたり、渇水時期には沈んだ古木を見ることもできるので、散策がてら小説の世界にどっぷり浸ってみませんか♪

住所:倉敷市真備町岡田

 

6)満奇洞:八つ墓村・悪霊島

倉敷市真備町から車で1時間ほどの新見市に、「八つ墓村」に登場する鍾乳洞や、「悪霊島」に登場する洞窟の描写のモデルとなった「満奇洞(まきどう)」があります。1977年公開の、寅さんでおなじみの渥美清が主演した映画「八つ墓村」のロケ地にもなった場所。

 

洞窟内はライトアップされ、美しくも神秘的な空間が広がっており、ハートの鍾乳石の形が可愛い「恋人の泉」は、ラブパワースポットとしても人気。

 

しかし事件や犯人に追いかけられる不気味なシーンを想起してしまうと、背筋がゾクっとしてしまうのでご注意を。

満奇洞

住所:岡山県新見市豊永赤馬2276-2

TEL:0867-74-3100

HP:https://www.city.niimi.okayama.jp/kanko/spot/spot_detail/index/3.html

 

7)広兼邸:八つ墓村

高梁市成羽町にある「広兼邸」は、八つ墓村の定番ロケ地として、新旧様々な作品で登場します。銅山やベンガラ(赤色の塗料)の産地として栄えた豪商の邸宅が集まる地域は、「吹屋ふるさと村」に指定されており、その山中にあるお城のような豪邸が広兼邸です。

 

小説の中に出てくる旧家・田治見家の設定にぴったりであるため、この場所が利用されるようになったとのこと。お屋敷の中は見学できるようになっています。

 

坂の上に鬱蒼と生い茂る木々の間から見える迫力ある様子が、八つ墓村のおどろおどろしい雰囲気を彷彿させています。

 

広兼邸

住所:岡山県高梁市成羽町中野2710

TEL:0866-29-3182

HP:https://sites.google.com/site/fukiyakankou/1guan-guang/guan-guang-shi-she?authuser=0



8)八塔寺ふるさと村:悪魔の手毬唄・八つ墓村

岡山県備前市にある「八塔寺ふるさと村」も、横溝正史小説の舞台や、黒澤明監督の「黒い雨」、「火垂るの墓」のロケ地として有名な場所です。

 

原作「悪魔の手毬唄」で、岡山と兵庫の県境にある鬼首村という山間部の農村地帯が登場し、有力候補としてこの地が挙げられているよう。

 

映画のロケ地としても、「八つ墓村」や、2019年に放送されたドラマ「悪魔の手毬唄」の舞台としても出てくるので見どころ満載です。藁ぶき屋根の民家が点在する田んぼのあぜ道を、金田一耕助のように駆け巡りましょう♪

 

八塔寺ふるさと村

住所:岡山県備前市吉永町加賀美

TEL:0869-84-2513

 

岡山県内の横溝正史にちなんだ場所を巡ろう

今回紹介した場所以外にも、横溝正史先生と金田一耕助にちなんだ場所は沢山ありますので、作品と地図を見比べながら、推理してみるのも面白いはず。

 

横溝正史作品のファンの方はもちろん、金田一耕助や作品名は聞いたことがあっても、どんな内容なのかいまいち分からない方でも、小説や映画、ドラマ、漫画などで気軽に観られますので、ぜひもう一度名探偵の魅力と物語の面白さに触れてみてください。そして横溝正史「岡山もの」の舞台が散りばめられた岡山県内でミステリツアーを楽しんでみませんか♪

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